20世紀頃までの分類

クラシック音楽の歴史では、楽派と呼ばれる、時代ごとの分類が存在していて、それぞれの楽派によって、クラシックの音楽の特徴に違いがみられます。
まず、クラシックの音楽が誕生したと考えられている6世紀ごろは中世楽派と呼ばれる時代で、この時代には聖歌などの音楽からクラシック音楽が始まったと考えられています。
その後のルネサンス楽派には、それまでの聖歌中心のクラシック音楽から、声楽などを取り入れたクラシック音楽も聴かれるようになり、宗教的な曲も含まれるようになりました。
16世紀ごろまで続いたルネサンス楽派までのこのクラシック音楽の時代は、クラシックの歴史の初期となる時代です。
後に、クラシックの代表的な時代であったと考えられる時代の幕開けが、17世紀からのバロック楽派で、ルネサンス楽派の声楽から器楽のクラシック曲が生まれた時代でもあります。
このバロック楽派の一番大きな特徴は、通奏低音と呼ばれるもので、低音を担当する楽器の楽譜の部分には最低限の楽譜しか書かれていませんが、その楽器を演奏するときには、その曲に合った和音を演奏者が考えて演奏をするという画期的なものです。
また強い感情を表現するような曲調が多いのもバロック楽派の特徴で、オペラの曲調の基本形もこの時代に作られ、バロック楽派は18世紀の初頭あたりまで続きました。
バロック楽派の後に、ウィーンで新たなクラシックの音楽の流れが見られ、この時代の楽派を古典派と呼んでいますが、単なる古典派ではなく、ウィーン古典派と表現されることもあります。
クラシックの音楽を整然と合理的に作曲して、演奏することがとても重視されたこの古典楽派時代は、ソナタ形式の曲が多く見られることが最も大きな特徴で、後の音楽の世界に大きな影響を与えたこの古典派時代は19世紀初めごろまで続きました。
19世紀のヨーロッパでは、ロマン楽派の時代となり、これまでのクラシック音楽の流れを引き継いだ上で、音楽を詩のように、または物語のように表現させて、クラシック音楽を情感溢れる音楽へと作り上げていったのです。
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