近代から現代の分類

19世紀に見られたロマン楽派の時代と少し重なって、ヨーロッパの北や南の国では、ヨーロッパの東西に位置している国々とは少し違った民族的な音楽がよく作られていました。
それまでヨーロッパの東西の国々でクラシックの音楽の流れとして見られていた管弦楽の音楽や歌曲などの洗練された曲調ではなく、ヨーロッパの南北の国々で、自分たちの国で受け継がれてきた民族音楽を大切にするところから生まれてきた音楽で、国民学派の音楽と呼ばれています。
20世紀に入って、ロマン楽派の流れと代わって登場したのは、印象楽派と呼ばれる、フランスが中心となったクラシック音楽となります。
印象楽派では、ロマン楽派の物語風の曲調とは打って変わって、バロック楽派や古典楽派の流れをくんだ曲調となりますが、あえて不協和音を多用してみたり、長調と短調が混ざり合ったような曲を作り出してみたりするなど、曲全体の雰囲気を重視する傾向が強くなりました。
また近代のクラシック音楽と現代のクラシック音楽についての境界は、見解が異なっている場合が多いのですが、一般的には20世紀半ばあたりまでのクラシック音楽を近代音楽とし、それ以降は現代のクラシック音楽と定義されていることが多いようです。
まず近代のクラシック音楽では、それまで以上に多くのクラシックの音楽家がさまざまな形式のクラシック音楽を作り上げていますが、これはクラシックの作曲に必要な知識や技術などが国や民族などにとらわれることが少なくなって、音楽家の国際的な交流が増えたことによるものです。
そして、現代のクラシック音楽は、これまでの歴史あるクラシック音楽を忠実に表現して、次世代に伝えていこうという流れと、これまでのクラシック音楽に新たな音楽を融合させて、新しいクラシック音楽を作っていこうとする流れとの、大きく2つに分かれています。
どちらもクラシック音楽を守り、発展させていくためには、必要なクラシックの流れになるのではないかと思われます。
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